第三十三話 配信で生着替え
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生着替えと聞いて、チャットが盛り上がっていた。
「んーっと、グレープ。あっちの衝立を持ってきてくれる」
「りょーかい」
今回準備した衝立は、以前のようにしっかりしたものではない。ポールを二本立てた間に、布を張っているような、たよりない感じの衝立だった。
「はい。これでいいよね」
カメラの真ん前に衝立が置かれると、それは意外に大きく見えた。けれど実際に春香が立って確認してみると、肩から膝が隠れるくらいの高さしかなかった。わずかに姿勢を変えただけで、上から肩が飛び出るように調整した、絶妙な高さになっている。
「こ、これ、見えたりしないですか?」
「大丈夫よ。布とはいえ、透けて見えるわけでもないし、横幅だってあるでしょ」
張られた布は、高さは心細くても、横が一メートルくらいあった。多少動いたところで、横から飛び出ることはなさそうだ。とはいえ、床から膝までは布がないので、ころんだりすれば、丸見えになってしまうだろう。
「せっかくキューティが準備してるから、先行はキューティね」
「えっ、あっ、はい」
配信前からなんどもチェックしているけれど、不安を隠せないキューティを感じさせる演出だった。それを利用して、先にキューティに生着替えをさせる作戦だ。
「あの、着替えをください」
「だめよ。何に着替えるのか、先にわかったらつまらないでしょ。だからキューティが先に脱いでね」
今日のキューティの服装は、薄いブルーの膝下スカートのワンピースに、白い短めのソックスだった。もちろん袖は手首まであり、胸元もしっかり隠れる露出の少ないワンピースだ。
「で、でもっ」
「大丈夫よ。布で見えなくなってるんだから、安心して生着替えをしてね」
着替えがもらえない状態なので、それは生着替えというよりは、ただの生脱ぎになっている。それに気がついた視聴者たちは、リベリオンをたたえながら、さらに盛り上がっていた。
『おいおい生脱ぎじゃねーか』
『着替えなければただの脱衣』
『布一枚で隠れてるところがエロし』
春香はチャットを見ていないが、もしも見ていたなら、顔が真っ赤になっているだろう。
「すぐに着替えをくださいね」
春香は背中に手を回すと、ちーっとファスナーを下ろした。腰の細いベルトを緩め、袖から腕を抜くと、ストンと床にワンピースが落ちた。
「あっ」
「いいじゃない。最高の脱ぎっぷりよ」
「そんな……」
布に隠れているのに、春香は両手で体を隠していた。智子は床に落ちたワンピースを拾い上げると、カメラの方へと広げてみせた。
「さっきまでキューティのボディを隠していたワンピースです。中まで見せちゃうよ」
ワンピースを裏返しながら、智子はワンピースの内側を見せていた。視聴者はワンピースの中身である春香を見せてもらえるのかと期待していたが、肩透かしを食らっている。でもさっきまで春香の肌に触れていた布と考えると、ただの服でしかないのに、何人かは妙に興奮し始めている。
『すげぇ。なんかエロい』
『服の内側だろ。ただの布じゃねぇか』
『お前はパンチラを見て、ただの布だと言えるのか』
『お前はブラチラを』
『お前は』
言い争いはじめたと思ったら、今度は『お前は』大喜利がはじまっていた。智子はそんなチャットに触れることなく、言葉でどんどん煽っていく。
「私からは下着姿のキューティが見えます。というわけで、下着も脱いでね」
「着替えなんですから、下着はいいじゃないですか」
「生着替え用の下着があるのよ。もう無理って言うならここまでね」
智子はニヤリとすると、左手で衝立のポールを掴んでいた。
「生着替え終了なら、これは撤去よね。グレープ、この衝立を……」
「待ってください」
「あれっ、生着替えを続けるの?」
すでにワンピースを奪われてる春香は、衝立を撤去されてしまえば、下着姿が見られてしまう。いわばこれは春香の持つ選択肢の一つで、これ以上脱ぐのが本当に嫌だったら、下着配信を実行することになっていた。
智子は春香次第でどっちでもいいよと打ち合わせで言っていたのだが、春香からしてみれば、どちらも魅力的だった。でも今回は、見えていないとはいえ、配信中に自ら裸になるというシチュエーションにドキドキしている。
「続けますから、衝立はやめてください」
「いいよ。それではキューティの生脱ぎ続行です」
さりげなく生着替えが生脱ぎに変わっていた。衝立で隠れていても、カメラの前で下着を脱ぐと考えているせいで、春香の手は緊張でこわばっていた。簡単に外れてくれるはずのホックが、なかなか外せない。
「緊張しすぎでしょ。私がやってあげる」
「あっ」
智子が代わりにホックをはずすと、春香の感じていた胸の圧力がなくなった。ただでさえ横からは丸見えで、布一枚という頼りない状況なだけに、本当に脱いでしまうのかと、春香は急に不安になっていた。
「動かないでね」
「きゃっ」
春香が戸惑っている間に、智子はブラを奪い取った。カメラには映っていないが、一瞬見えた春香の乳首に、智子はいやらしい笑みを浮かべてしまった。
「かわいい乳首。見ちゃった」
「見ないでください」
春香はすぐに両手をクロスするようにして乳房を隠したのだが、智子の視線からは隠しきれなかった。
『ずりぃ』
『リベリオン目線でみたい』
『本当に脱いでるのか?』
視聴者に見られたわけではなくても、春香は恥ずかしくてたまらなくなっていた。だが同時に、どうしようもないほどの快感が、春香の全身を駆け巡っている。
「キューティ。バンザイをしながら正面を向いてよ」
「そんなっ、そんなことできません」
「なら衝立はいらないわね。キューティのトップレス配信に企画を変更しましょう」
『トップレス配信だ』
『キューティおっぱいに期待』
『どうせなら素っ裸配信希望』
智子の力のある一言で、視聴者たちは簡単に煽られていた。
「そんな配信できません」
「ならやってよ。やらないなら衝立を……」
「待ってください。やりますから」
春香はそういうと、正面を向きながら両手をあげた。でもあまりにも恥ずかしくて、顔を正面には向けていられなかった。
「きゃあ、おっぱいが丸見えよ」
視聴者からは隠れていても、智子には隠すことができない。
「そんなっ、見ないでください」
春香は智子の視線から胸を隠そうと、眼の前の衝立に乳房を押し付けて隠そうとした。衝立が布だったおかげで、押し付けても柔らかく春香の乳房を包み込んでくれる。しかもポールが倒れそうになることもなく、春香は誰の視線からも隠せたと、ほっと一息ついていた。
問題なく顔を正面に向けることもでき、マスクで隠れていても、春香が安堵の表情を浮かべていることがわかる。だがこれは打ち合わせの練習中にもやっていない、いわば本番の緊張のせいで、智子の視線すら恥ずかしくなってしまった春香の突発的な行動だった。
(春香ったら、おっぱいの形がまるわかりになってるわ。しかも気がついていないのね)
布に乳房を押し付けたせいで、カメラ側からは春香の胸の形がまるわかりになっていた。ぽつんと硬くなった乳首まで浮いていて、直接見えなくてもセクシーすぎた。
『たっちくび発見』
『つんつんおっぱいだぜ』
『まさしく双丘』
そんなこととは知らず、春香は安心しきっていた。
「むぅ。私の視線からも隠すとは、やるじゃない」
「バンザイもしているし、セーフですよね」
「キューティも頑張っているし、ぎりぎりセーフにしてあげるわ」
「やった」
喜びに反応した体が動き、布の下でぷるんと乳房が揺れていた。春香は気が付かないうちに、直接見られていないとはいえ、とんでもなくエロい姿を晒してしまう。
「でも終わりじゃない。次はショーツを脱ぐのよ」
これで終わり感がでていた春香に、羞恥と歓喜の稲妻が走り抜けていた。
「んーっと、グレープ。あっちの衝立を持ってきてくれる」
「りょーかい」
今回準備した衝立は、以前のようにしっかりしたものではない。ポールを二本立てた間に、布を張っているような、たよりない感じの衝立だった。
「はい。これでいいよね」
カメラの真ん前に衝立が置かれると、それは意外に大きく見えた。けれど実際に春香が立って確認してみると、肩から膝が隠れるくらいの高さしかなかった。わずかに姿勢を変えただけで、上から肩が飛び出るように調整した、絶妙な高さになっている。
「こ、これ、見えたりしないですか?」
「大丈夫よ。布とはいえ、透けて見えるわけでもないし、横幅だってあるでしょ」
張られた布は、高さは心細くても、横が一メートルくらいあった。多少動いたところで、横から飛び出ることはなさそうだ。とはいえ、床から膝までは布がないので、ころんだりすれば、丸見えになってしまうだろう。
「せっかくキューティが準備してるから、先行はキューティね」
「えっ、あっ、はい」
配信前からなんどもチェックしているけれど、不安を隠せないキューティを感じさせる演出だった。それを利用して、先にキューティに生着替えをさせる作戦だ。
「あの、着替えをください」
「だめよ。何に着替えるのか、先にわかったらつまらないでしょ。だからキューティが先に脱いでね」
今日のキューティの服装は、薄いブルーの膝下スカートのワンピースに、白い短めのソックスだった。もちろん袖は手首まであり、胸元もしっかり隠れる露出の少ないワンピースだ。
「で、でもっ」
「大丈夫よ。布で見えなくなってるんだから、安心して生着替えをしてね」
着替えがもらえない状態なので、それは生着替えというよりは、ただの生脱ぎになっている。それに気がついた視聴者たちは、リベリオンをたたえながら、さらに盛り上がっていた。
『おいおい生脱ぎじゃねーか』
『着替えなければただの脱衣』
『布一枚で隠れてるところがエロし』
春香はチャットを見ていないが、もしも見ていたなら、顔が真っ赤になっているだろう。
「すぐに着替えをくださいね」
春香は背中に手を回すと、ちーっとファスナーを下ろした。腰の細いベルトを緩め、袖から腕を抜くと、ストンと床にワンピースが落ちた。
「あっ」
「いいじゃない。最高の脱ぎっぷりよ」
「そんな……」
布に隠れているのに、春香は両手で体を隠していた。智子は床に落ちたワンピースを拾い上げると、カメラの方へと広げてみせた。
「さっきまでキューティのボディを隠していたワンピースです。中まで見せちゃうよ」
ワンピースを裏返しながら、智子はワンピースの内側を見せていた。視聴者はワンピースの中身である春香を見せてもらえるのかと期待していたが、肩透かしを食らっている。でもさっきまで春香の肌に触れていた布と考えると、ただの服でしかないのに、何人かは妙に興奮し始めている。
『すげぇ。なんかエロい』
『服の内側だろ。ただの布じゃねぇか』
『お前はパンチラを見て、ただの布だと言えるのか』
『お前はブラチラを』
『お前は』
言い争いはじめたと思ったら、今度は『お前は』大喜利がはじまっていた。智子はそんなチャットに触れることなく、言葉でどんどん煽っていく。
「私からは下着姿のキューティが見えます。というわけで、下着も脱いでね」
「着替えなんですから、下着はいいじゃないですか」
「生着替え用の下着があるのよ。もう無理って言うならここまでね」
智子はニヤリとすると、左手で衝立のポールを掴んでいた。
「生着替え終了なら、これは撤去よね。グレープ、この衝立を……」
「待ってください」
「あれっ、生着替えを続けるの?」
すでにワンピースを奪われてる春香は、衝立を撤去されてしまえば、下着姿が見られてしまう。いわばこれは春香の持つ選択肢の一つで、これ以上脱ぐのが本当に嫌だったら、下着配信を実行することになっていた。
智子は春香次第でどっちでもいいよと打ち合わせで言っていたのだが、春香からしてみれば、どちらも魅力的だった。でも今回は、見えていないとはいえ、配信中に自ら裸になるというシチュエーションにドキドキしている。
「続けますから、衝立はやめてください」
「いいよ。それではキューティの生脱ぎ続行です」
さりげなく生着替えが生脱ぎに変わっていた。衝立で隠れていても、カメラの前で下着を脱ぐと考えているせいで、春香の手は緊張でこわばっていた。簡単に外れてくれるはずのホックが、なかなか外せない。
「緊張しすぎでしょ。私がやってあげる」
「あっ」
智子が代わりにホックをはずすと、春香の感じていた胸の圧力がなくなった。ただでさえ横からは丸見えで、布一枚という頼りない状況なだけに、本当に脱いでしまうのかと、春香は急に不安になっていた。
「動かないでね」
「きゃっ」
春香が戸惑っている間に、智子はブラを奪い取った。カメラには映っていないが、一瞬見えた春香の乳首に、智子はいやらしい笑みを浮かべてしまった。
「かわいい乳首。見ちゃった」
「見ないでください」
春香はすぐに両手をクロスするようにして乳房を隠したのだが、智子の視線からは隠しきれなかった。
『ずりぃ』
『リベリオン目線でみたい』
『本当に脱いでるのか?』
視聴者に見られたわけではなくても、春香は恥ずかしくてたまらなくなっていた。だが同時に、どうしようもないほどの快感が、春香の全身を駆け巡っている。
「キューティ。バンザイをしながら正面を向いてよ」
「そんなっ、そんなことできません」
「なら衝立はいらないわね。キューティのトップレス配信に企画を変更しましょう」
『トップレス配信だ』
『キューティおっぱいに期待』
『どうせなら素っ裸配信希望』
智子の力のある一言で、視聴者たちは簡単に煽られていた。
「そんな配信できません」
「ならやってよ。やらないなら衝立を……」
「待ってください。やりますから」
春香はそういうと、正面を向きながら両手をあげた。でもあまりにも恥ずかしくて、顔を正面には向けていられなかった。
「きゃあ、おっぱいが丸見えよ」
視聴者からは隠れていても、智子には隠すことができない。
「そんなっ、見ないでください」
春香は智子の視線から胸を隠そうと、眼の前の衝立に乳房を押し付けて隠そうとした。衝立が布だったおかげで、押し付けても柔らかく春香の乳房を包み込んでくれる。しかもポールが倒れそうになることもなく、春香は誰の視線からも隠せたと、ほっと一息ついていた。
問題なく顔を正面に向けることもでき、マスクで隠れていても、春香が安堵の表情を浮かべていることがわかる。だがこれは打ち合わせの練習中にもやっていない、いわば本番の緊張のせいで、智子の視線すら恥ずかしくなってしまった春香の突発的な行動だった。
(春香ったら、おっぱいの形がまるわかりになってるわ。しかも気がついていないのね)
布に乳房を押し付けたせいで、カメラ側からは春香の胸の形がまるわかりになっていた。ぽつんと硬くなった乳首まで浮いていて、直接見えなくてもセクシーすぎた。
『たっちくび発見』
『つんつんおっぱいだぜ』
『まさしく双丘』
そんなこととは知らず、春香は安心しきっていた。
「むぅ。私の視線からも隠すとは、やるじゃない」
「バンザイもしているし、セーフですよね」
「キューティも頑張っているし、ぎりぎりセーフにしてあげるわ」
「やった」
喜びに反応した体が動き、布の下でぷるんと乳房が揺れていた。春香は気が付かないうちに、直接見られていないとはいえ、とんでもなくエロい姿を晒してしまう。
「でも終わりじゃない。次はショーツを脱ぐのよ」
これで終わり感がでていた春香に、羞恥と歓喜の稲妻が走り抜けていた。
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