category: 第一章 暴虐の桜乙女隊 1/1
第一話 暇つぶしの遊び
私は桜乙女隊の隊長、『葉桜京子』だ。でも私の仲間は、誰も桜乙女隊を名乗ってはくれない。私のことを隊長とも呼ばないし、いちおう京姉と敬意を込めて呼んでくれるけれど、桜乙女隊を認めてくれないのだ。 まあだからといって、私たちの関係性が変わるわけでもない。隊員の猿渡、通称モンキーとはいつも一緒にいる。可愛い顔して猿渡という名前は可愛くなかったので、モンキーと呼ぶようにしたのも私の提案だ。 モンキーがい...
- 0
- 0
第二話 裸にされた正義の味方
町はずれの森の中、廃墟寸前の古い倉庫が、私たちのアジトだった。美人の女が気絶している間に、私は女の子に素性を聞いていく。 女の子は、椿山高校二年の遠藤美香という名前で、たまたま絡まれていたところを、美人の女に助けてもらったようだ。だから美人の女の素性はわからないし、知り合いでもないらしい。 まあこの美香という女は、どこにでもいるような女子高生だ。とくに特筆するべきものはなく、量産型といってもいい...
- 0
- 0
第三話 剃毛謝罪
「戻りました」 そこに女子高生三人組をつれて、スモーキーが戻ってきた。「おい、さっきの女だ」「素っ裸になってるぞ」「あっち、あの女も脱がされてる」 予想外の状況なのか、女子高生三人組は、そう言ったまま動かなくなった。状況がやばいと感じて、おとなしくしているのかもしれない。「邪魔しなければ、好きに撮影してもいいわよ。ただし私たちを撮影したり、勝手に流出させたら許さないけど」「しません。ぜぜっ、絶対に...
- 0
- 0
第四話 全裸ハイキック
「最強の沙織が、普通の女子高生に負けちゃったね。さっきのセリフを言いながら、土下座で謝りなさい」「そんなっ、私、わたしっ」 負けたことが信じられないようだ。だけど沙織が負けたのは、いわゆる覚悟が足りないからだ。恥ずかしいという本能に負けずに戦っていれば、間違いなく勝っていただろう。 なのにちょっと煽られたくらいで、恥ずかしいと体を隠してしまう。負けたらもっと恥ずかしいことになると言うのを、全く理解...
- 0
- 0
第五話 変態にされた女の子
そして三日後、私はアジトに戻ってきた。そこには女子高生三人組も、沙織の姿もなかった。その代わり、大きなスクリーンが置かれ、いつでも上映会ができそうな感じになっている。「二人ともありがとう。楽しみだわ」「それでは上映します」 アジトが暗くなると、スクリーンに沙織が映った。沙織の長く、きれいな黒髪は、ショートカットになっていた。マッシュルームヘアといえば可愛いけれど、どこか男性の局部の先端って感じも...
- 0
- 0