『きたのじゅうにん』の女の子が露出しちゃう小説

　春香に仕掛ける寝起きドッキリは、早朝に近づいたときに突然配信された。にも関わらず、視聴者は膨れ上がり、一気に四桁をこえている。　ただ配信は突然だが、寝起きドッキリに向けて、春香たちは綿密に計画をねっていた。春香の家で配信する計画だったので、春香の両親がいない日を選択しているし、春香の本当の部屋を配信することで、発生するリスクも知っていた。　だがその中でも春香だけは、最後まで自分の部屋で配信するこ...

　ある意味で無駄な抵抗をしてしまう春香が可愛く思えて、そんなに胸を見せたくないならと、智子はショーツに手をかけた。「オレンジ。ちょっと部屋の様子でもリポートしてよ。何をするかはまだ秘密ね」「了解」　陽子はタンスの上などに並べられた、ぬいぐるみを撮影し始めた。あらためてキューティは動物が好きなんだねとか言いながら、春香にカメラを向けることはなかった。　その間に智子は、春香の真っ白なショーツを脱がして...

　智子は春香の肩を突きながら、耳元で起きるように合図をした。そしてなかなか起きないという設定を守るために、大きく体を揺さぶっている。「キューティ。おっはよぉ。配信するよぉ」「えっ、あっ、おはようございます」　目をパチパチとしながら、春香は目を覚ました。だが完全には目が覚めていない設定で、春香は全裸だということに気がついていないふりをする。　智子は春香の体を起こしながら、ベッドの縁に座らせると、横に...

　智子は春香にとっての、新しい羞恥を考えていた。なにしろ寝たふりというのを利用して、特別な配信で春香を裸にし、しかも絶頂までさせているのだ。それらはありえないことではあるけれど、すでに春香は経験している。だからただ絶頂させるだけでは、智子はなんだかつまらなくなっていたのだ。　だからこそ、なにか新たな展開が必要だった。これは春香のためではなく、単に智子のこだわりだった。しかも前もって考えていたわけで...

　配信もなんの予定もない土曜日に、春香の家に幼なじみが訪ねてきた。「えっ、もしかして明美なの？」「久しぶりね春香。相変わらず可愛いじゃない」　数年ぶりに会った友人から、いきなり可愛いとか言われたことで、春香は照れてしまっていた。だが明美も十人が見れば、八人以上はきれいというくらいの、スレンダー美人で、方向性は違っても、春香に負けているわけではない。　明美は春香と仲が良かったのだが、小学校卒業と同時...